コゲが旅立ちました。
今朝いつものように4時半に起こされる。
少し苦しそうな絞り出すような吠え声。
手取り早く支度して、
まだ暗いうちに散歩に出掛けた。
いつものように公園で二人で座る。
(先週土曜日の写真です)
ただそれだけの散歩だけれど、
その時は穏やかになる。
見えない、聴こえない、歩けない、
そんな状態だけど、
この朝のひと時は体で感じてくれていたと思う。
今朝の散歩が最後になった。
もっと撫でてやれば良かったな。
帰って体を拭いてオムツをして、
シリンジで水を飲ませて横にする。
少し寝ては1時間ごとくらいに吠え始める。
体勢を変えてやるとまた少し眠る。
朝9時ごろ家内が起きてくるのでバトンタッチ。
家内がいつものように朝ごはんをあげていた。
血相を変えて家内が飛んできた。
「コゲの様子がおかしい」と。
すぐに見る。
食事を喉に詰まらせたか、
抱っこして口をこじ開ける。
もう脱力して手も脚もブランブランだった。
すぐにお医者さんに飛んでいく。
処置をしていただき面会するも、
もう心肺停止状態だった。
表情は安らかで、苦しんだ様子もなく安心した。
何よりも、一番愛していた家内から
朝ごはんをいただいきながら16歳1ヶ月の大往生。
よかったね。
たくさん一緒に歩いたね。
たくさん走り回ったね。
たくさんの癒しをありがとう。
たくさん、たくさん愛していたよ。
今頃天国で、
思う存分走り回ってるんだね。
ありがとう、コゲ。